水田を利用した自給飼料生産

水田を利用して飼料作物、牧草、稲発酵粗飼料(飼料イネのホールクロップサイレージ)などの自給飼料を作りましょう。

  • (1)助成支援の充実
  • 飼料作物生産は水田農業の中で、麦や大豆とともに基幹作物の三本柱の一つに位置づけられており、助成支援も手厚くなっています。
    例えば、3haを集積し、1haにおおむね1作物の飼料作物を生産する(耕起・播種・収穫・調整を行う)と、10a当たりで4万円の助成金が得られます。
  • (2)畜産農家グループの参加で地域の転作を担おう!
  • 転作田を利用することで、地域の耕種農家との輪を広げ、稲ワラ確保や堆肥散布などの作業を通じて、地域に根ざした畜産を推進しましょう。
    また、グループによる作業の効率化により、省力化やコスト低減が可能。要件を満たせば助成も受けられます。
  • (3)新たな家畜飼料「飼料イネ」
  • p3_imeage中国147号、モーれつ、ハマサリなどの専用品種がありホールクロップサイレージに調製すると良質な飼料となります。
  • 飼料イネのホールクロップサイレージとは
  • 稲の米粒が完熟する前に、稲と茎葉を同時に刈り取り、細断、サイレージ化した粗飼料で、乳用牛や肉用牛にとって栄養バランスのよい飼料です。
    栄養価はほぼ牧草サイレージと同じぐらいです。1日当たり最大で、乳用牛は乾物で8kg程度、繁殖肉用牛は乾物で5kg程度が給与可能です。