自給飼料はうまく作れば購入粗飼料よりも安く、また良質のものができます。それを利用することによって家畜を健康に保つことができます。
このパンフレットでは、今後取り組んでいただきたい色々な自給飼料生産の方法をご紹介していますので、是非活用してください。そしてあなたも畜産の基本である自給飼料を作りましょう。
- (1)低コスト化
- 輸入粗飼料より安価に生産することにより畜産物生産の低コスト化と所得の向上につながります。
- (2)循環型農業の推進
- 自給飼料生産において家畜排せつ物を資源として利用することにより、畜産環境問題の発生を防ぎ循環型農業を実現することができます。
- (3)地域農業の活性化
- 未・低利用農林地を放牧などで利用することにより、地域の農地や景観の保全に役立ち、地域から喜ばれる地域に根ざした畜産経営を行うことができます。
- (4)食料自給率の向上
- 飼料自給率を向上させることにより、日本の食料自給率向上に貢献できます。
- 輸入粗飼料には次のような側面もあります。
- ・粗飼料の輸入は外国からチッソ、リン等の環境負荷物質を輸入するのと同じです。
- ・国内にはない雑草種子などが混入している心配があります。